通学する子どものみまもり| スマホ不要・月額料金不要

ICT
この記事は約6分で読めます。

皆さん、こんにちは。

入学式の季節になりました。多くのお子さんが門出を迎え、新しい環境に進んでいきますね。そのような中、親としてはお子さんの動きが気になるところではないでしょうか。小学生は初めての登校ですし、中学生は部活もあり帰りが遅くなることも多々あります。そのような時にお子さんの居場所が掴めると大変安心ですが、学校によってはスマホの持ち込みが禁止されている場合もあります。我が家の場合、子どもの通う学校はスマホの持ち込みは可能なのですが、朝イチで電源を切った状態で先生に預け、放課後にコッソリ返して貰うという運用のため、あまり役に立ちませんでした(先生から受け取り忘れたり、電源を入れ忘れたり・・・)。そこで、我が家で使用している代替手段の「Tile」をご紹介したいと思います。

Tile(タイル)とは?

Tileとは、文字通りお風呂場等の小さいタイルくらいのサイズのIoT機器です。機能ですが、探し物トラッカーであり、落とし物をした場合などに場所を探すことが出来ます(Tileをキーホルダーのように大切なものを一体にしておくことで、その場所を探すことができます)。

落とし物を探す仕組みですが、スマホにインストールしたTileアプリとTileがBluetoothで通信し場所を特定します。「それであれば、スマホから離れた場所に物を落とした場合に見つけられないのでは?」と思うかも知れませんが、このTileアプリの凄いところは、世の中のTileアプリをインストールしている全てのスマホがあなたの落とし物を探してくれるという点です。つまり、あなたの落とし物の近くを偶然他のTileユーザーが通過した際に、自動的にお知らせしてくれるということです(勿論、お互い匿名で)。また、最近は主要都市約30,000台 の「JapanTaxiタブレット」搭載タクシーが「動くTileアクセスポイント」になっていたり、東急線全線88駅もTileアクセスポイントになっています。つまり、Tileはスマホユーザーやタクシーの多い都心部の方が落とし物が探しやすいと言えます(よって、都心部以外にお住いの方は、この方法ではみまもりが出来ない場合もあるのでご了承ください)。

Tileの種類

Tileは現在、以下の4種類があります。ご自分に合ったものを選んでください。何れも、Amazonや楽天等で購入できます。お子さんの位置確認に使う場合は、①~③のどれかを鍵に付けて持たせるのがおススメです。周りに使っている人がいる場合は、お住いの地域の検出状況を確認するのが良いですが、いない場合は③のProを選んでおくのが無難です。

①Tile Mate (2018)

【AMAZON】【楽天】

一番ベーシックなモデルです。 最大接続距離は60メートルで電池寿命は約1年です(電池は交換可能:CR1632)。安価に済ませたい場合は、本モデルが良いです。値段は1個約2,000円程度です。→最近は本モデルの価格が上がっており、以下のTile Mate2020の方が安価なようです(2021/12/31)

②Tile Mate (2020)

【AMAZON】【楽天】

次にベーシックなモデルです。最大接続距離が60メートルで①よりも遠くまで検知できます。その他の機能は①と同じです。値段は1個約2,500円程度です。

 

③Tile Pro (2020)

【AMAZON】【楽天】

Proは最大接続距離が120メートルと最も遠くまで検知可能です。①・②より一回り大きいです。色は、白と黒が選べます。電池寿命は約1年です(電池は交換可能:CR1632)。値段は1個約4,000円程度です。我が家はこれを使っています。

④Tile Slim(2020)

【AMAZON】【楽天】

Slimは、その薄い形状が特徴です(2.4mm)。財布とかに入れるにちょうど良いです。最大接続距離が60メートルと②と同じです。電池は交換できませんが、寿命は約3年間です。防水性能はIPX7と高く、短時間の水没にも耐えます。値段は1個約3,500円程度です。

⑤Tile Sticker (2020)

【AMAZON】【楽天】

Stickerも形状が特徴で、とにかく小さいです。裏面シールがあり、無くしたくないものに貼り付けます。 最大接続距離は45メートルで、電池は交換できません(寿命は約3年間)。防水性能はIPX7で④と同じです。価格は、2個で約5,000円です。

設定方法

設定は、公式サイトの「Tile使い方ガイド」とアプリのガイドに従って行ってください。ただし、お子さんの見守りに使う場合は、以下2点の設定を行うことをおススメします。なお、Premiumに登録すると月額料金がかかりますが、ただ見守りするだけなら不要です。

「スマホを探す」をオフに

「スマホを探す」は、Tileのボタンを2度押しするとスマホから大音量の音楽が流れる機能です。無くしたスマホを探すのが目的ですが、お子さんが間違ってボタンを押すと親のスマホから音楽が流れてしまいますので、本機能はオフにした方が良いです。

「ボリューム」をミュートに

「ボリューム」は、Tileを探す際にTile側から鳴らす音楽の大きさを示しています。お子さんを探す際に役立つ可能性もありますが、親のスマホで誤動作すると授業中等にTileが鳴る可能性があるのでミュートにしておいた方が良いです。

設定の手順は以下の通りです。Tileアプリで設定するTileを選ぶと画面下部に設定画面が現れます。

使い方

使い方は簡単です。

1.お子さんにTileを持たせる

2.居場所を知りたい際に、スマホのTileアプリを起動する

3.登録したタイルのアイコンをタップする

4.Tileの直前の位置情報(何分前にどの場所で見つかったか)が表示されます。タイルの場所を示す地図をタップすると、さらに詳しい地図(右図)が表示されます。

5.一つ前の画面に戻り、「見つかったら通知」→「完了」をタップすると、Tileアプリをインストールする誰かがTileの近くを通った際に通知があります。例えば、学校内は通常Tileが検知されませんが(先生がTileアプリをインストールしたスマホを持っていれば別ですが)、学校を出て人通りが多い場所に移動するとTileが検知されることが期待されます。なので、「見つかったら通知」を有効にしておくと、下校を検知することができます(周りにどれだけTileをインストールしている人が多いかにもよりますが)。

まとめ

探し物トラッカーであるTileを使うことで、スマホを使わずに月額無料でお子さまの登下校を見守ることができます。初期費用も1台あたり2,000円~なので、比較的安価に用意ができます。また、お子さんに鍵を持たせる場合は、その鍵にTileを取り付けることで、万が一紛失した場合の探索に役立ちます。一方で、リアルタイムの位置検出が出来ない点や、都心部以外では検出確率が落ちるのが難点です。

免責事項

・本サイトの内容は、予告なしに変更・追加・削除等をする場合があります。
・本サイトおよび管理人は、本サイトの利用者が、本サイトの内容に依拠し、または本サイトの情報を信頼して行った行動等により被った、いかなる生命、身体、財産上の損失又は損害についても責任を負いかねます。

ICT IoT
choene_ktをフォローする
みらいエネルギーシステムデザイン

コメント

タイトルとURLをコピーしました