通学する子どものみまもり(Air Tag編)| スマホ持ち歩き不要・月額料金不要|設定方法や使い方も解説、Tileとの比較、レビュー

ICT
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皆さん、こんにちは。

以前の記事でお子さんの登下校の見守りにTileを使用する方法をご紹介しました。お子さまの居場所確認にはスマホの位置検索機能が大変便利ですが、学校によっては持ち込みが禁止されています。見守り専用のGPS機器(通話機能等なし)もありますが、月額料金なので費用もバカになりません。そこで前回、探し物トラッカー「Tile」を使う方法を提案しましたが、この度Appleより類似の製品である「Air Tag」が販売されたので早速試してみました。Air Tagの使い勝手や、Tileとの比較などをご紹介したいと思います。

Air Tagとは?

Air Tagは、Appleで販売するIoT機器(落とし物トラッカー)で、落とし物をした場合などに場所を探すことが出来ます(Air Tagを鍵のように大切なものと一体にしておくことで、その場所を探すことができます)。サイズは小さく、だいたい500円玉くらいの大きさです(厚みは8mmなので、500円玉よりあります)。Air Tagは初期購入費用はかかりますが、それ以降は無料で使えるのが利点です。

落とし物を探す仕組みですが、iPhone・iPad・MacデバイスとAir TagがBluetoothで通信し場所を特定します。「それであれば、iPhone等から離れた場所に物を落とした場合に見つけられないのでは?」と思うかも知れませんが、このAir Tagの凄いところは、世の中の何億台のiPhone・iPad・Macデバイスがあなたの落とし物を探してくれるという点です。つまり、あなたの落とし物の近くを偶然他のiPhoneユーザーが通過した際に、自動的にお知らせしてくれるということです(勿論、お互い匿名で)。以前ご紹介したTileも同様の仕組みで、Tileアプリをインストールしたスマホや「JapanTaxiタブレット」搭載タクシー(主要都市約30,000台)や東急線全線88駅がアクセスポイントになっていますが、監視台数の規模としてはAir Tagの方が多いような気がします。

どこで買うの?

現在(2021/6/3)Air Tagは一種類しかありません。価格は1個3,800円です。購入はAmazonが便利だと思います。楽天では4個セットしか見つかりませんでしたが、それも定価(12,800円)より高い金額設定だったのでおススメしません。それ以外では、Appleストアや家電量販店で購入可能です。

Apple AirTag 4個入り

設定方法

先ずはパッケージを空けましょう。流石アップル様だけあり、パッケージと梱包もなんだかスマートです。

次に表面の保護シールをはがしつつ、電池の絶縁シールを抜いてください。これをしないと、Air Tagは動きませんのでご注意を!

設定は簡単ですが、やり方は独特です。先ず、iPhoneやiPadの近くにAir Tagを置いてください。この際、iPhoneやiPadのBluetoothはONにしておく必要があります。端末との距離ですが、説明書では5cm以内と記載されています。この際、iOSのバージョンが古いと、以下の通りソフトウェア・アップデートを求められます(iOS14.5以降)。iOSのバージョンが新しい場合、以下右の図の通り「接続」ボタンが現れます。

次にAirTagの名称を決めてください(この名称は、後ほど「探す」アプリで変更可能です)。その後、「続ける」→「このiPhoneを使用」→「続ける」をタップしてください。

後は自動的に設定が進み、最後に「完了」をタップすれば終了です!

使い方

Air Tagは使い方も簡単です。iPhoneやiPadで「探す」アプリを起動してください。「探す」アプリはデフォルトでインストールされています(iOSが古い場合(13以前)はインストールされていないので、その際はOSのアップデートを行ってください)。アプリを起動したら、下部の「持ち物を探す」をタップすると直前の所在地を確認できます。直前の位置情報が取得できない場合でも、「通知」の「検出時に通知」をONにすると検出時にプッシュ通知でお知らせしてくれます。

「検出時に通知」をONにした後に居場所が特定されたら、以下のようなプッシュ通知が来ます。また、紛失モードでは「盗難に備えて他のApple IDとのペアリングをロック」「Air Tagを見つけてくれた人に通知する連絡先の設定」等が行えます。また、「持ち物の名称変更」をタップすると、名称の変更が行えます。下記の通り、「カスタム名」にするとお子さんの名前などを入力することが出来ますので、地図で探す際にわかりやすくなります。

Tileとの比較

前回の記事でご紹介した、類似製品であるTileとの比較を行ってみます。

価格

Air Tagは先述の通り1個3,800円です。一方、Tileはベーシックモデルで2,000円弱で、検出距離の長いProは4,000円程度です。また、Tileはキーホルダー等を取り付けるための穴が開いていますが、Air Tagは何も無いため別売りのホルダーが欲しくなります。このことから、コスト面ではTileに軍配が上がると思います。なお、Tileのレパートリーについてはリンクをご確認ください。

サイズ・外観

ベーシックモデルのTileとの比較になりますが、大きさはほとんど変わりません。若干AirTagの方が厚みがあるくらいでしょうか。デザインは好みが分かれるかも知れませんが、私はTileのデザインも好きです。ここは、引き分けと言ったところでしょうか。

検出頻度

当方、比較的都心部に住んでいることもあり、検出頻度はさほど変わらないように感じます(「若干Air Tagの方が良いかなー?」と言った感じ)。どちらも、子どもの登下校見守りには十分な検出性能です。Tileは、JapanTaxiタブレットをアクセスポイントにしている効果が大きく、意外と頑張っているのでは無いかと思っています(推測ですが)。一方、郊外ではAirTagの方が良く検出できそうです。Air Tagの勝ち

使い勝手

Tileの使い方は以前の記事でもまとめていますが、両者ともアプリは分かりやすく使い勝手は良く感じます。Tileはキーホルダー取り付け用の穴があるので取り付けしやすい点が有利ですが、Air Tagは既にいろんなサードパーティー製ケースが販売されており、好きなものが選べるというメリットがあります。こちらも同点かと思います。なお、Apple純正のケースも販売されていますが、はっきり言って高いです。Amazonか楽天で好きなものを購入するのが賢明です。以下の通り、正規品だと4,000円超えの革製品も、Amazonなら1,000円弱です。

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比較結果

結論としては、コスパを追い求める場合や超小型薄型のトラッカーを使いたい場合などはTileが良いですが、それ以外の場合はiPhone・iPad・Macデバイスから検出が可能なAir Tagを購入しておくのが無難と言えるでしょう。

その他:追記

後日、Amazonで注文していた非純正のAir Tagケースが届きました!ミッキーマウス型のケースで、なかなかカワイイです。真ん中のアップルマークが見えるのもなかなか良いです。これなら、鍵やカバンにも簡単に取り付けられます。これで1,050円(2021/6/12記事作成時)なのですから、純正品は買っていられないですね・・・

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まとめ

Apple製の探し物トラッカーAir Tagを使うことで、スマホを持ち歩かずに月額無料でお子さまの登下校を見守ることができます。もちろん、落とし物を探すこともできます。初期費用も1台あたり3,800円なので、比較的安価に用意ができます。また、お子さんに鍵を持たせる場合は、その鍵にAir Tagを取り付けることで、万が一紛失した場合の探索に役立ちます。

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